システムトレードにおける継続の難しさ

By: Agastya Alfath

一定のルールに基づいて売買を行うMT4でのシステムトレードは継続することにこそ意味があります。過去の相場などを分析して得られたストラテジによって売買を行えば、それだけリスクを少なくして着実に利益を出せるような見込みを立てることができます。ですがこれはあくまでも「長期的なリスクを引き下げている」というのが本質です。

損切りを適切なタイミングで行い、利益を追求しすぎずに決済するという方法はシステムトレードの根幹であり、最も重要な部分です。しかしこうしたシステムトレードの特徴は、時として継続することにおいて非常に難しい要素ともなりえるのです。それはどうしてかというと、まずシステムトレードというものは基本的に退屈なものだからです。

自分で思考をするのではなく一定のストラテジに基づいて判断をするということは、自分の感情や思考を判断基準から外すということでもあります。そうしたトレードは「行っている」のではなく「行わされている」という意識を生むことがありますから、それによってこれまでの裁量トレードに戻ってしまうという人が多いのです。加えて、システムトレードは裁量トレードのような爆発的な利益を目指すことが難しいということも挙げられます。

投資する金額を増やせばそれだけ利益を大きくすることはできますが、システムトレードはリスクを抑えることが目的である以上、堅実な利益を確実に回収するという性質が強く出ます。そのため裁量トレードにあったようなギャンブル的側面は薄れ、あたかも業務的な物であるかのように思えてしまうのです。過去の数百倍のレバレッジを思い出してもわかるように、多くの人にとってFXは「一獲千金のギャンブル」としての性質を持っているものでした。

そうした理想を持っている人にとってシステムトレードは非常につまらないものとなってしまうことでしょう。とはいえ、そうしたことを乗り越えてシステムトレードを継続することによって、年間数百万円以上の利益を出すトレーダーは多くいます。それぞれの人のスタイルではありますが、この手法でトレードを行うのであれば事前に「長期的に運用する」ことを意識しましょう。